手軽であることが邪魔をする

知らないことが多いのは、毎日が勉強と思えて楽しい反面、知らないということがどんなに恐ろしいことかと思わされることもある。

今朝の新聞折込みチラシの中に、中心街のデパートのチラシが入っていた。僕はデパ地下であまり買い物をしないのだが、そこに僕の知らない秘密があることに気づいたのだった。
そこにある漬物コーナーに、僕が大好きな漬物屋さんが商品を卸していた。僕はそこの「千枚漬け」が大好きで、毎年シーズンになると、無理やり仕事を作っては京都に出かけていた。そう、京都にしかない漬物屋さんなのだ。千枚漬けと言えば当然だが。
それが、このチラシによれば、今まさに、自分が住んでいるこの街で、普通に買える?
なんということだ。いままでの僕の京都通いは無駄だったというのか?
いやいや、いいのだ。京都にまで行って買ってきたから、京都の空気と一緒に持って帰った千枚漬けを食べて「おいしい」と感じていたのだ。

不思議なもので、近くですぐに買えるとなると、あまり購買意欲もわかないものなのだと、チラシをシゲシゲ見ながら考えていた。